「フロール元住吉」が、2020年度グッドデザイン賞を受賞

古くなった団地が、神奈川県住宅供給公社によって建て替えられ、新しく生まれ変わった「フロール元住吉」(川崎市中原区)がこのほど、日本デザイン振興会主催の2020年度グッドデザイン賞を受賞しました。

今年1月には内覧会も開かれました。これまでの賃貸住宅とは少々違う発想でつくられている、というのが大方の人の感想だったようです。


広いテラス付きの部屋、土間のある住まい、キッチンを中心にした眺めのよいリビング、ダイニングなど、各戸個性的で魅力的なつくりになっています。

さらに特徴的なのはその共有部分。

一階の共有スペースに、住民がゆったりくつろげるシェアラウンジがあり、ここで本を読んだり、お茶を飲んだり、窓の外に目を向けたり、いろいろな使い方ができそうです。


また同じく一階に、地域の人々との交流スペースも用意されていて、常駐する「守りびと.」が、人々の交流促進と管理の両方を行うとのこと。

住民が孤立することなく地域に溶け込む工夫がされていて、これまでにない新しい試みと言えそうです。


賃貸住宅では、どうしても地域とのつながりが薄くなってしまいがちですが、こんな交流スペースがあるなら、地域に根ざし、地域に開かれた快適な居住空間になりそうです 


また、建物の内の移動や、各住戸から共用部への動線などにもよく目配りされていて住み心地が良さそうです。


「フロール元住吉」は生涯賃貸のコンセプトのもと、永く住める賃貸住宅を目指しているとのこと。
おうち時間が増える中、新しい生活様式を求める人々にとって、新しい住まい方の可能性を秘めた賃貸住宅と言えそうです。 

 詳しくは公社ニュースリリースをご覧ください。                   

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