ハナニアラシノタトヘモアルゾ 「サヨナラ」ダケガ人生ダ~ 井伏鱒二の心にぐっとくる名訳

今日も午後は片付け。
とっておいた本も、こう字が細かくては読めぬ。
けっか、古紙回収に出す本が次々と・・、
まだ、1ページも読んでいない本も。
惜しい・・。

けれど、読める本にもかぎりがある。
人生にも限りがあるように。
井伏鱒二氏は、漢詩にこんな名訳をつけた。


ハナニアラシノタトヘモアルゾ
「サヨナラ」ダケガ人生ダ

好きな本やものとも、いつか別れがある
今は、毎日のように片付けをしているが、
ものが片付くことで、人生にもけじめをつけていく
そんな気がする。

「毎日よく片付けするね」
次男さんに言われ、
「終活と思ってやってる」
と、いうと、ちょっと黙ってしまった。

そのへんは、あ、うん、の呼吸で、
ハナニアラシ ではなく、
言わぬがハナ なのかもしれない。
徐々徐々に、ゆっくりでいいね。人間同士は。

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