ガマの穂、栃の実、モミジバフウ、ひょうたん・・・え、こんなものも炭に!/炭焼き体験

これまでに、「炭焼き」をしたことがありますか。
おそらく、ほとんどの人が体験してないと思います(笑)

地元若葉台 (横浜市の方です) には、炭焼き工芸普及会という会があり、月に1回は竹炭を焼く活動をしています。場所は、10数年前まで若葉台西中学校だった校庭跡地。(もちろん、若葉台という高層マンモス団地の中にあります)。

団地で炭焼きというのは珍しくないですか。いや、ほとんどないと思います(笑)
今日の体験会の参加者も皆さん、団地の方々でした。

体験会では、驚くほどいろいろな素材を炭にしました。

ガマの穂、栃の実、ハスの果托、ストローブ松、松笠、ダイオウ松、紅葉葉楓(モミジバフウ)、葉、孟宗竹の小枝、そしてビスケットまで。


やり方としては、お菓子の空き缶などの中に木の実などを入れて窯の外側から加熱します。フタをして空気を遮断し、外から加熱することで、素材が脱水・組成分解し炭化するとのこと。

最初は、モミジバフウなど早く焼けるものから。

まずアルミホイルでくるみ、空き缶にならべていきます。フタをしたら、缶に針金を巻きつけます。なおフタには、あらかじめ釘で穴をあけておきます。

かまどに火入れし、炎が勢いよくあがってきたら、その上に缶を並べます。

材料の大きさによって、時間は微妙に違うようです。


やがて釘の穴から、盛んに煙が吹き出してきます。

時間をみて、火から下ろします。

冷めたところで、フタを開けると、見事に炭になっています。

それからもいろいろなものを炭にしていきました。
栗のイガ、椿のみ、そしてかわいいドングリ・・・そしてなんと、お菓子のビスケットまで炭に!

2時間でいろいろな炭が焼き上がりました。

皆さん、本当に楽しそうです。

「かまどの火を見ていると落ち着く」
「野外の作業は楽しい」
 人には、外で煮炊きしていた古代人の本能が残っているのでしょうか。

だから私たちは、かまどの火に向かうと、心穏やかな気持ちになるのかもしれませんね。

こちらは、おみやげにいただいてきた炭です。

この写真の竹の炭ですが、
「コーヒーをこれでかき混ぜると苦みがマイルドになるよ」
と、いわれて、早速家でコーヒーをいれて試してみました。
たまたま今、家で飲んでるのが、「ちょっと苦いかなー」という感じだったのが、混ぜた後は苦みがだいぶ少なくなっていました。
明日は、米に炭を入れて炊いてみようと思っています。

こんなにいろいろの種類が・・・
 (あ、右端がビスケットの炭です 食べられるのか食べられないのかはわかりません 笑)
部屋や玄関において、しばらく楽しもうと思っています。

炭焼き工芸普及会の皆さん、本当にありがとうございました。

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