日本大通りに、人、まち、住まいをつなぐ新たな拠点　　 神奈川県住宅供給公社が「Kosha33」オープン

　神奈川県住宅供給公社（横浜市中区日本大通33）では、昨年から１階部分の改修工事をしていましたが、この度それが完成し、４月２日から「Kosha33」としてリニューアルオープンします。 １階は、スタジオ、カフェ、ライフデザインラボ、くらしリノベーションの4つのゾーン、2階はホールとなり、開設すれば、「人とまちと住まいをつなぐ33番地」として公社からの情報発信、イベント、セミナーなど、幅広い活動に利用できる新しいスペースが横浜関内、日本大通りに誕生することになります。

　　　　　　　オープニングのテープカットをする、黒岩知事、猪股理事長、安室理事長（右から）

　オープンに先立ち、3月20日にはオープニングセレモニーと内覧会が行われ、黒岩祐治神奈川県知事、神奈川県住宅供給公社の猪股篤雄理事長、カフェを担当するシニアライフ振興財団の安室和行理事長、当日は司会も行ったライフデザインラボを担当する船本由佳さんがあいさつ。 黒岩知事は、「日本大通りにあった普通のビルが、こんなにおしゃれなビルになり、人々の集まる拠点になりました。県庁の近くでもあり、県としてもさまざまに利用させていただきたい」と祝いの言葉を述べました。 

　　　　　　　　　　オープニングを祝して、あいさつの言葉を述べる黒岩神奈川県知事

　また「Kosha33」内には、子育て世代を中心に活動し、人々と交流し合うライフデザインラボもオープン。新所長に就任した船本由佳さんは、「女性の活躍をキャリアデザイン化し、人生を自分の手に取り戻すような新しい生活スタイルを提案していきたい」と、今後の取り組みについて抱負を話しました。

　　　　　　　　　　「Kosha33」内にオープンした、ライフデザインラボ新所長の船本由佳さん

　今回のリノベーションでは、1階フロア床板に小田原杉を使用。 セレモニーの主会場となったスタジオは日本大踊りに面し、周囲がガラス張りになっているので明るく開放感いっぱい。電子ピアノも置かれ、さまざまなイベントやセミナーなどに利用できそうです。 

　　　　　　　　　　　　日本大踊りに面し、ガラス張りの広々としたスタジオ

　入口そばのホールは広々として、階段の曲線と和の風格のある小田原杉の床とがよくマッチしています。

　　　　　　　小田原杉の木目と曲線の階段がよく似合うホール。演奏はユースクラシックのメンバー

　また階段横にはライフデザインラボのスペースがあります。ここには使われなくなって寄付されたミシンなども置かれ、子育て世代による地域貢献のさまざまな活動の拠点となることが期待されています。 今後、ワークショップやイベントなども開かれる予定。 

　奥にある〝ゲル〟のようなカラフルなテントがかわいい。子育て中のお母さんたちにとって何かと便利に使えそうです。

◎ラボ活動スケジュール

《4月》

　9日 (月)　時短家事座談会

　16日(月)　ママでも大人の部活動

　20日(金)　子育て当事者のソーシャルアクション見本市

　23日(月)　アロマとおしゃべりの会

　26日(木)　ミシン　de ワークショップ

《5月》

　14日(月)　おもちゃの広場

　21日(月)　アロマとおしゃべりの会

　24日(木)　ミシン　de ワークショップ

　28日(月)　ママでも大人の部活動

　　※イベントへの参加予約はライフデザインラボwebサイトで！

オープニングセレモニー当日は、二宮で栽培されたオリーブ茶の試飲も。発酵したものとそうでないものを飲み比べられるようになっていました。

発酵したものは苦みがあり、日本人の舌に合いそうです。また発酵していないものは、さっぱりとした味でいろいろな料理に合いそうです。

こちらは、「若葉台炭焼き工芸普及会」制作のドングリや松ぼっくりの炭。 新旧の文化を併せ持つリノベーションした建物によくマッチしています。 

竹の下にある黒いものは同じく「若葉台炭焼き工芸普及会」製作の竹の炭。 小田原杉の床材の下に、この竹の炭がたくさん敷かれているそうです 。