認定NPO法人若葉台の立ち上げ 白岩正明前理事長(現会長)

〈寄稿〉 認定NPO法人若葉台の立ち上げ

認定NPO法人若葉台前理事長(現会長)白岩正明                        2025.7.1

平成16年4月、若葉台地区社会福祉協議会会長になり、各団体から選出されている理事の中から、「若葉台には障害者支援が一つもない、障害のある子どもを残していくのは忍びない。親亡き後の障害者支援を考えて。」と発言され、確かに障害者支援についてしっかり考える必要があると感じました。


そこで、「障害者の居場所作り研究会」を立ち上げることにしました。東洋英和女学院大学の石渡先生に座長になっていただき、3年間にわたり研究をしました。その中で、若葉台の課題を解決するためには、法人格を持った組織で、継続して取り組む必要があるとの指摘を受け、特定非営利活動法人若葉台を立ち上げることにしました。

平成20年に準備会を立ち上げ、秋に設立総会、神奈川県に申請書提出、平成21年4月に横浜地方法務局に登記申請、事業のスタートを切りました。平成22年に清ずしの後を借りてお茶飲みどころ「ふれあいわかば」を開所、翌年3月11日の東北大震災の折には、避難場所としても利用しました。


平成24年に「若葉台ぶんげいざ」「交流拠点ふれあいにし」平成26年に、「親と子の広場そらまめ」、平成28年に、ふれあいわかばを発展させた「多世代交流拠点ひまわり」、令和4年8月に「ダイバーシティスペースわっか」をオープンさせました。

開所直後のわかばダイバーシティスペースわっか前で

ニュータウンの団地特性として、住民が集う居場所、コミュニティが少ないとの指摘もあり、子どもから高齢者までの居場所づくりが重要との思いから、空き教室、空き店舗を活用した居場所づくりを目指し、山岸連合会長や柿沼住宅管理組合協議会会長のリーダーシップもあり、ひまわり、そらまめ、わっかなどの拠点整備を進めることができました。

今後は、若葉台の高齢化・少子化を乗り切るための事業の充実と担い手の養成に取り組む必要があります。

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