第2回「団地くらし」セミナー~みんなで話そう!コミュニティ

   団地イノベーション × くらしリノベーション 第2回「団地くらし」セミナー~みんなで話そう!コミュニティ~が 1 月 30 日(木)、東京ウィメンズプラザで開催されました。主催は、東京都住宅供給公社神奈川県住宅供給公社

   それぞれの公社の取り組みや、役割を発信するのを目的に、今回初めて両公社による共催となりました。

   基調講演は、横浜国立大学の藤岡准教授による、「団地コミュニティの再編とこれからの大家業」。 「以前は、団地には、次から次へ、新しい家族が入ってくるイメージがあったが、今は団地が終の棲家になりつつある。若年層の持ち家離れも進み、今後若い世代がどこに住むのかにも注目している」と藤岡教授。 その上で、「ひとつ屋根の下プロジェクト」や、多世代が交流する場を設けたサ高住など、高齢社会におけるさまざまなまちづくりの例を紹介しました。 


  その後、「団地コミュニティの再生・創世」をテーマに、東京都住宅供給公社「コーシャハイム千歳烏山」からNPO 法人ツナグバヅクリの鎌田 菜穂子代表、神奈川県住宅供給公社「二宮団地」から暮らし方リノベーター(二宮団地居住者)鈴木純さん・愛さん夫妻が登場し、それぞれの団地での暮らしや、コミュニティ、場づくりなどについて語りました。

  NPO 法人ツナグバヅクリは団地内で、コミュニティカフェ「ななつのこ」を運営。 「ななつのこ」は、シェアライブラリー、ギャラリー、キッチン、カフェ、イートインスペース、仕事情報、レンタルスペースなどさまざまな用途に活用されている。「ネットワークづくりによる活性化をめざし、場の提供で小商いなども生まれています」と、鎌田代表。 


   二宮団地に移住した鈴木純さん・愛さん夫妻は、豊かな自然環境の中で多様な住まい方をしている二宮町の暮らしを紹介。在宅ワーク、2地域居住、セルフリノベーションなど、さまざまな試みの行われている二宮団地。 

  「入居当時から豊かなコミュニティがあり、それがどんどん広がっていくのが楽しい。豊かな自然環境に加え、アグリサポーター制度ほか、魅力アップの取り組みも進んでいます」と鈴木さん夫妻。

 こちらは、鈴木淳さんの描いた二宮町のイラスト。自然豊富で住みよいまちの雰囲気がよくでていると好評です。


   その後は、パネルディスカッション「みんなで話そう!コミュニティ」に。 ファシリテーター 原 大祐氏(NPO 法人 西湘を遊ぶ会 代表)を中心に、これからの公社の役割やくら し方の提案などを中心に、活発な話し合いが行われました。


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