子どもの幸せ願う   ちひろ美術館

 行ってきました⑳

                        わかば通信20号(2013年2月1日)から

 絵本画家いわさきちひろ。誰もがあの可愛らしい絵を、一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。実はと言うと私、前々からいわさきちひろの大ファンなのです。今回は、東京都下石神井に、ちひろの美術館・東京があると聞き、さっそく行ってきました。

                小豆色の建物が目印


  上井草駅から歩くこと7分、小豆色の建物が見えてきたら、そこがちひろ美術館です。エントランスを抜けると、すぐ脇が中庭になっており、冬の穏やかな光が館内に差しこんでいました。展示室は1・2Fを併せると全部で4つ。それぞれあまり広くはありませんが、どの部屋もじっくり絵を眺められるよう工夫されています。

           館内にはあちこちにちひろの絵や本が飾られている


  例えば、1972年頃のちひろのアトリエを復元して展示してあったり、ソファが置かれていたりと、細かい配慮が感じられ、とても居心地がいい。そんな空間でじっくり絵と向き合い、改めてちひろの絵が好きになりました。また、館内にはカフェテラスもあり、お茶を飲みながら絵本を読むこともできます。 

            コーヒーを飲みながらちひろの絵本を楽しむ


 「すべての子供にしあわせと平和を」そんなちひろの願いが込められているように、この美術館は、やさしさで満ちていました。 ■アクセス 西武新宿線上井草駅徒歩7分

                                (S)      


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