金で装飾された鞍も「馬の博物館」
行ってきました㉖
わかば通信25号(2014年2月1日)から
2014年の干支である「午」に関する観光スポットがないか調べていると、「馬の博物館」という場所を発見。縁起が良さそうなので、早速行ってみました。
根岸森林公園に隣接した根岸競馬記念公苑の中に、馬の博物館はあります。 根岸競馬記念公苑とは、日本で初めて競馬が行われた横浜競馬場があった場所。
馬について、自然史・歴史・民俗・美術工芸の観点から深く学べる博物館
この馬の博物館、ちょっと聞こえは地味ですが(ごめんなさい)、なかなか面白い博物館なのです。展示内容は、馬について①自然史②歴史③民俗④美術工芸の4分野で構成。中でも、私が最も面白いと感じた展示品は、「馬具」です。鞍(くら)や、足を掛ける鐙(あぶみ)という馬の装備品。室町時代に作られた鞍には、漆や金で装飾がされ、馬具というより美術品のよう。貴族や武士の権威を示す意味もあったそうです。
また、明治天皇が実際に乗られていた御料馬車の展示も。菊の御紋入りの馬車を間近に見ることができ、大変ありがたい気分になります。
博物館の裏手には「幻の馬」と称されたトキノミノル像
もちろん馬の生態についての展示も充実しています。ただ、個人的には、馬の美術品の方に興味をそそられました。馬を描いた浮世絵や、屏風絵、馬をモチーフにした刀のつばなど、展示数も多く見応えがあります。
博物館観覧後には、隣接しているポニーセンターで乗馬体験なども可能。馬という動物を深く理解することができます。
■アクセス:JR桜木町駅3番乗り場から[横浜市営バス21系統・市電保存館行]乗車、「滝の上」下車 ほか
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