マンモスの頭骨、プラネタリウム… 相模原市立博物館

行ってきました㉙

                    わかば通信29号(2014年8月1日)から


 幼い頃、両親と行った博物館のショーケースで見た昆虫が、宝石のように美しく、どうしても標本が欲しくなった記憶があります。今回は、そんな童心をくすぐる「相模原市立博物館」へ。

 同博物館は1995年開館、モダンな建物と美しいアプローチが特徴的です。エントランスを抜けると、巨大なマンモスの頭骨が見え、吸い寄せられるように常設展示室へ。ここは縄文土器や石器、茅葺屋根の住居、蚕を飼育する道具、古い農具、相模原台地の成り立ちや、近隣に生息する生物の標本を展示。

 そして県内最大級、直径23mのプラネタリウムがあります。

       「すごいー!」常設展示入口には巨大なマンモスの頭骨


 なかでも面白いのが、生物標本のコーナー。展示されているのは、魚や昆虫、鳥、植物など、よく知られた生き物たちですが、見せ方に工夫があり、カワセミが羽ばたく瞬間や、ホシハジロ(カモ目/カモ科)が水面を泳ぐのを再現。標本なのに不思議と、生きてる感じが伝わってきます。

          カワセミやフクロウもまるで生きてるよう


 また昆虫の標本では、様々な種類が並び、色彩や形が不思議でつい見入ってしまいます。きっと興味とは、観察することから始まるのかもしれません。

               曲線が特徴的なアプローチ


 ■アクセス:JR淵野辺駅南口徒歩20分【バス】青葉循環、(博物館廻り淵野辺駅南口行)(淵37系統)か、(共和廻り淵野辺駅南口行)(淵36系統)「市立博物館前」下車すぐ、ほか。
                                (S)

           

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