コロナ禍の今、ひしひしと存続の危機を感じています

東日本大震災の年に第1号を出してから、発行してきた地域紙「わかば通信」が、いま存続の危機にあります。

どうしてかというと、やはりコロナ禍の影響が大きいというか。
まあ、経営面のセンスのない私がつくっているのが根本的な理由といいますか、

コロナが始まって1年半になりますが、今、多分、小規模事業主の方は私と同じ感想をお持ちかと思うんですが、じわりじわりとくるんですね。
真綿で首をしめられるみたいに。

ちょっとの間で見れば、たいしたことないように思えますが、

緊急事態宣言や、まん延防止も1回、2回、3回と続くにしたがって、息ができなくなるような感じですね。
じりじりと、広告を掲載してくださってる方々が撤退しています。

皆さん、本当に苦しい中がんばっているのです。

「緊急事態の中、あえて広告を出して宣伝するわけにはいかない」

たしかに、その通りなんです。
そうして、じわりじわりと、ですね。

でもよく考えれば、今年で丸10年。震災後10年目がめぐってきたな、と思い、
当時の紙面を見ると、死について、とか、お葬式について、とか結構書いてるのです。
はて??
まちおこしのために、やってたんじゃなかったの。
今となってはよく、わかりません。

けれど今は存続の危機。
心の中で、同じように危機を感じながらかろうじて踏みとどまってる皆さんに、
がんばりましょう! としかいえないですね。
少しでも光りが見えてきていると信じて。

私は、ツイッターなどもやってるので、そこでさんざん吠えたんですね。


「緊急事態宣言は、私にはむしろ安易な道に思える。今、必要なのはそんな宣言なしに、感染者数を減らしていくという、地道で根気のいる作業なのでは」


「ゼロリスクが無理なのはみんなわかってます。まちの中で、お店が撤退したりしてるのを見てると悲しくなる。しかもそれはどんどん進行している。社会を維持するためにそろそろコロナ対策と、経済損失をしっかりと見極めるチームをつくって検討をするべきでは」

等々。

そして、今日見て、心にしみてしまったツイート。


uchishoさん
 都内勤務の内科医の方
「コロナのような感染力が強くて致死率の低い疫病に対して、生命至上主義の社会はきわめて脆弱だと思う。
目に見えて分かりやすい命(病院で失われる命)を救うために、人権も経済も教育も人々の繋がりも、何もかも簡単に投げ出してしまう。
元の世界に戻るには、生命至上主義を見直す必要性があると思う」

そうなんですよね!!

私たちは、自分がいずれ死ぬべき存在であることをおうおうにして忘れてしまう。
だから、

「私の命を尊重しろ」
「こんな恐ろしいものが・・・」
「移さないようにみんな家にこもっていろ」

みたいな言葉がちまたにあふれ出している。
それにショックを受けています。

震災以来、死がそばにあることを意識していて、
それもいつか忘れ、
でも今回のコロナ禍で、改めて命というものについて考えさせられて、
今、思っていること、

命の重みは尊重されるべき。
けれど自分の命の大切さを人に押しつけたくはない、と。

                                (根本 幸江)


0コメント

  • 1000 / 1000

わか通の作者が綴る新ブログ開設