真夏のからりと晴れた青空に
若葉台の建物、ほんとうによく
似合います。
そして、それを取りまく緑も。
この数日、新型コロナ感染が急激に広がって
29日は、全国で初の1万人超え。
急激に拡大とか、三日連続3千人超えとか、
感染力の強いデルタ株の影響で・・とか、
毎日恐ろしげな言葉をきかされ、まるで脅されているように
私たちは毎日ビクビクしている。
そして、8月2日から神奈川県は再び緊急事態宣言下に。
数年前、こんな事態をだれが想像しただろう。
1年前、最初の緊急事態宣言発令の前夜、
間に合わなくて、戸建てのお宅にわかば通信を配布していた。
その夜、住宅地は夜になるのが早く、まちには暗い闇が広がり、
怖いような緊張感に包まれていた。
そして、まるでこれから、ディストピアな世界が始まってしまうのではないか、と、そんな胸苦しささえ感じてしまった。
けれど、何回か緊急事態宣言やまん延防止を経験しているうちに
もう、緊急事態そのものになれてしまっている。
政治家や、医療関係者は、そんなわたしたちに
「気のゆるみ」という言葉を投げつける。
けれどいつも、そんな言葉でしか、人々の今の気持ちや
哀しみを、説明できないとしたら、それこそ、
為政者の気のゆるみではないかしら。
いろいろな制限があり、たがいに行動や
マスクをチェックし合い、ステイホームを強要され、
無気力になった私たちの住むいまの世界こそ
ディストピアではないのかしら。
そんな中、オリンピックで活躍する若い人たちを見ていると
心の中にぽっと明るい灯がともり、だいじょうぶ、
こんな元気な人たちがいるのだから、と気をとりなおす。
こんなに若い選手たちの活躍に感動し、
泣きそうな気持ちになるのは初めてだ。
(根本幸江:日々の思いから)
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