地域とつながる賃貸マンション「フロール元住吉」が、1/24に内覧会

 神奈川県住宅供給公社によって昭和27年に建てられ、築後67年を経た「北加瀬第12団地」がこのほど建て替えられ、「フロール元住吉」となって1月24日に竣工内覧会が開かれました。

 「フロール元住吉」は元住吉駅から徒歩7分という便利な立地にあり、1LDK、2LDK中心の全153戸になる賃貸住宅です。広いテラスや、土間付きの部屋もあるなど、各戸ゆったりした個性的なつくりになっていて、全体に収納部分が多いのも特長です。 

 上階からの眺めも抜群。都会にありながら、周囲には広々とした開放的な空間が広がっています。

 中には、ナチュラルな雰囲気たっぷりの、こんな土間玄関のついたお部屋も。

 自然なフローリングの床が土間とよくマッチしています。


 住戸の廊下が共用部分に面していたりなど、方々にちょっとした和み空間をつくり出しているのも「フロール元住吉」の特色。住む人の動きが想像でき、住む楽しさを実感させてくれるようです。こんなところも、普通の賃貸住宅とはひと味違った魅力になっているのでしょう。


 また賃貸住宅の場合、地域とのつながりが希薄になりがちですが、ここでは地域と関わる機会を増やし、もしもの際の安心感を重視するとともに、日々の楽しみにも配慮されています。


 ここは、フロール元住吉と地域をつなぐ地域交流スペース「となりの.」。人と人が交流し、つながるスペースとして、住人だけでなく、地域の人にも開放されます。

 窓の託児付のコワーキングスペースやカフェ、子どもさん向けの放課後サポート、レンタルルームなどにも利用できます。広々とした窓が外に向かって開かれているのを実感させる、開放感いっぱいのお部屋です。


 「となりの.」の外に出てみます。

 建物の外には、公園スペースや、機能的な自転車置き場、そして非常用の井戸も。

 このポンプは普段から使え、ただ今、ポンプで水をくみ出しているところです。

  

 内覧会では、音楽も演奏されるなど華やかにスタート。


 オープニングで、神奈川県住宅供給公社の猪股篤雄理事長は「公社は、ソーシャルエンタープライスとしてこれからも地域に貢献したい」とあいさつ。 県の矢野一公共住宅課課長は「フロール元住吉は地域に開かれた住宅で、地域コミュニティの面でも理想的。これから地域の皆さんとの協働でも、先駆的モデルとなっていただけると期待している」と話しました。

  また「となりの.」の特長は、ハード面の住環境と、ソフト面のコミュニケーションの両方を重視し日勤の守人(もりびと)が置かれることです。守人は、シェアラウンジでのコミュニティをサポートし、「となりの.」の運営も行います。


 「となりの.」を運営するHITOTOWA株式会社の荒昌文社長は、「賃貸マンションで、このような広いスペースを住民と地域に開放する例はあまりなく素晴しい試み。『となりの.』はいつも隣にある存在として来ていただければ・・・。お年寄りから子どもさんまで幅広く利用してほしい」とあいさつ。


 こちらは、フロール元住吉の守人(もりびと) となる田中宏明さんです。

 山田さんは、「となりの.」について、

「スタッフがついて見守る中で、遊んだり宿題をやったり、子どもたちの放課後の居場所として利用してほしい。習い事なども、講師に出張してきてもらいここでできるのが理想です。元住吉は地域での活動も盛んなので地元とも交流し、積極的に来ていただき交流できる機会を設けたい」と意欲的に話しています。

 「フロール元住吉」の今後の展開が楽しみです。

                                       〈根本幸江〉

 

  



  

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