若葉台団地 夢の住まい、その続きの続き③

                                                                                                                                            根本幸江

    若葉台に住む私たちの暮らしの意識として、100パーセントとは言わないけれど、ほぼ70パーセント満足。そんな感じでしょうか。高層の団地に住んでいるとはいえ、やはり伝統的に折り目正しい庶民の私たちです。
   

   そんな中、子育ても終え新しい人生に一歩踏み出すことになります。
   けれどふと周囲を見回せば、わが子は育つには育ちましたが、家の一室や、またはとっくに別居しているにしろ、まだ結婚していない息子や娘がいるのに気づくのです。そして、自分はまだ子育てから卒業できてないのでは、と自問することになります。
 

   いろいろな方に伺ってみると、若葉台には、20代後半~40代の未婚の方が相当数おられるようです。また皆さん一様に「商店街にはあまり行かない」「地元のイベントにも参加しない」という実情のようです。
    若葉台で育ったのに地元に根っこを置けないのは、残念なことです。そこで、そんな方たちに来ていただき、同窓会のような感じで気軽に話せる場をつくれないかと考えました。
   
   そんな気持ちを話して賛同する方に集まっていただき、「若葉台シングルの会」を立ち上げたのが2016年。まあ、言ってみれば「おせっかいおばさん、おじさんの会」という感じでしょうか。連合自治会やNPOなど地元の皆さんにも協力をお願いしました。

 
    そして同年7月30日、若葉台夏まつりに合わせて、第1回若葉台まちコン「みんなで花火を見よう!」を開催。2回目は秋の「ひと晩居酒屋 in 旧西中校舎」。赤ちょうちんのさがる中、居酒屋の雰囲気を楽しみ〝おやじさん〟たちによる若葉台案内ミニトークもありました。
   
    参加者は若葉台と近隣の方と半々くらい。ゴールインし、幸せに暮らしているファミリーも3組誕生しています。昨秋10月26日の13回目以降は、新型コロナウイルス感染症予防のため中止となっています。
 

    これからも地元のまちコンに気軽に参加していただき、これをきっかけに若葉台で育った皆さんがさらに地元を愛し、近隣の方にも若葉台の良さを、もっともっと知っていただけたらと思います。

                     みんなの若葉台2020年7月号から

第13回「ひと晩居酒屋 in 旧西中校舎」では地元の乙さんたちの三線演奏も

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